
白い歯って憧れますよね。歯が白いと笑顔にも自信が持てます。
鏡に向かって笑ってみたら、歯の黄ばみに驚き、歯を白くしたい!ホワイトニングだ!と決心した方もいることでしょう。でも、「どんな種類があるのかな…」「歯医者でやると高いって聞いたけど…」など、気になることも多いですよね。
早速ネットで「ホワイトニング 種類」と検索し、色んなサイトをぐるぐるした挙げ句、「色々あってよく分からない」「結局どれが良いわけ?」とお悩み中のあなたへ。
この記事では、ホワイトニングの種類を特徴別に細かくご紹介。価格は?期間は?効果は?気になるところを徹底比較し、まとめました。
読み終われば、きっとあなたにピッタリのホワイトニング法が見つかります。
Contents
1. ホワイトニングの分類
「歯を白くしたい」と思ったとき、最初に思い浮かべる方法はなんですか?歯医者でホワイトニング。エステのセルフホワイトニング。歯磨き粉を変えてみる。色んな方法がありますよね。
この章では、ホワイトニングの種類を特徴のみならず、メリット・デメリットと共にまとめました。色々な方法を比較して、確実に白くしたいのか、とにかく安く済ませたいのか、やりたい方法を見つけてくださいね。
1-1. 1分で分かる!ホワイトニングの分類
「ホワイトニングの種類が色々ありすぎて混乱する」そんなあなたへ。以下の表を見てみましょう。これがホワイトニングの分類です。
実は、歯を白くする方法は、ホワイトニングとクリーニングの二種類に分けられるんです。
ホワイトニングとはそもそも、「歯を漂白すること」。漂白するために、過酸化水素、または過酸化尿素 を入れた薬剤を使います。これにより、本来の色以上の白さを目指すことができます。
一方で、クリーニングは「歯表面の汚れを落とすこと」です。セルフホワイトニングや市販の歯磨き粉、エステのポリリン酸ホワイトニングは、過酸化水素を用いないため、もともとの色以上を目指す力はありません。しかし汚れを落とすことで、結果白くなる可能性はあります。
でも、そもそも本来の色って何なの?と疑問に思った方もいるはず。これを説明するために、お洗濯を例にしてご説明します。
人は年齢を重ねるごとに、歯が黄ばんでいきます。これは加齢にともなう自然な現象です。白いTシャツも同じですよね。着れば着るほど黄ばんでいきます。これに泥やミートソースがつくと、洗濯をして汚れを落とすわけですが、Tシャツの黄ばみはとれません。
この付着した汚れが落ちた状態を、本来の色だと考えてください。歯でいうと、加齢によって黄ばんだ状態です。Tシャツの黄ばみを落とすためには、ハイターで漂白をしますよね。これが歯でいう、ホワイトニングです。
それでは話を戻します。過酸化水素・過酸化尿素を用いる方法がホワイトニング、用いない方法がクリーニングということでしたね。
「じゃあ過酸化水素入りの歯磨き粉を探せばいいじゃないか」と言いたいところですが、今の日本では、過酸化水素を使った歯磨き粉は市販で売ることができないのです。
しかし海外ではそうした商品も売ることが出来るので、Amazonなどのネット通販で購入することができます。過酸化水素を使うかどうかが、結果の分かれ道になります。
1-2. 比較して決める!方法別の特徴
歯を白くする方法の種類が分かったところで、次にそれぞれの方法について、表で比較しながら特徴を見ていきましょう。
(1) ホワイトニング
まずはホワイトニングについてです。
いかがでしょうか。最も早く高い白さを手に入れられるのはデュアルホワイトニング、最も格安なのはホームホワイトニングです。 医療機関でのオフィス、ホーム、デュアルは本来以上の白さを手に入れることが出来ます。これら3種類のメリットを見てみると、白さの効果に関しては心配する必要がありませんね。これが過酸化水素/過酸化尿素のパワーです。
一方でこれら三つの方法は、一時的に痛みが出る可能性があったり、施術後に食事制限を行う必要があったりすることが、共通したデメリットです。
(2) クリーニング
次にクリーニングについて見てみましょう。
いかがでしょう。ホワイトニングに比べると、費用も安いので気軽に挑戦できます。また過酸化水素を用いないため、痛みの心配もほとんどありません。ただしデメリットを見てみると、効果に関してはあまり期待できません。
1-3. 比較して決める!費用・効果・お手軽さ
それぞれの方法についての特徴が分かったところで、費用や効果、手軽さを比較してみましょう。
費用に関しては、クリーニングよりホワイトニングの方が高価です。その中でもホームは比較的安価ですが、オフィスとホームを併用するデュアルホワイトニングは最も高価な方法です。本来の色を目指すクリーニングは、安価でチャレンジしやすい方法です。
しかしながら費用に反し、効果に関しては、クリーニングよりホワイトニングの方が間違いなく効果があります。急いでいる方、より白くしたい方はホワイトニングがオススメです。
またホームホワイトニングに関しては継続する必要があるため、根気が必要でお手軽度は低いです。
具体的な金額や回数については、2章以降でご紹介していきます。気になる方法が見つかったら、それぞれの章を読んでみてくださいね。
2. 歯科医院で行うホワイトニング
確実に白くしたい方には、歯科医院でのホワイトニングがオススメです。
費用は他の方法より高いですが、本来の色以上の白さを手に入れることが可能です。なぜなら、過酸化水素・過酸化尿素を使うホワイトニングを行うことが出来るのは、歯科医院だけだからです。
歯科医院でのホワイトニングには、
- オフィスホワイトニング
- ホームホワイトニング
- これらを組み合わせたデュアルホワイトニング
の3種類があります。この章では、これら3種類についてご紹介していきます。
さて、ホワイトニングを行う際、下記のようなシェードガイドというものを用います。これで現在の歯の色がどのくらいか、目標はどれくらいか、決めていきます。
ちなみに日本人の平均的な歯の色はA3です。ホワイトニングを続けると、A1以上を手に入れる ことが出来ます。
ではオフィス、ホーム、デュアルの3つの方法を続けた場合、どのように歯の白さが上がっていくか下の図を見てみましょう。
オフィスホワイトニングも1~2か月続けることで、白さを高めることが出来ますが、ホームホワイトニングと併用することで効果を更に高めることが出来ます。一方ホームホワイトニングは、効果を実感するまでに時間を要しますが、6カ月継続すると、白さは非常に高くなります。根気のある人にはお勧めです。
2-1. オフィスホワイトニング
一回で効果を実感したいのであれば、オフィスホワイトニングがオススメです。「結婚式を来週に控えている。」「自分でやるのが面倒なのでプロにお任せしたい。」そんな方は是非チャレンジしてみてくださいね。
歯科医院で行います。過酸化水素を含んだホワイトニング剤を歯に塗り、光を当てて白くする方法です。歯科医や歯科衛生士が行うため、安全に受けられます。
次のような流れで施術を行います。
オフィスホワイトニングの手順は、お薬を歯に塗って、光を当てて、、、の繰り返しです。1回あたり、30分〜1時間程です。ジェルの種類にもよりますが、一回でも白さを実感ことが出来ることが多いです。2回目以降は、1週間〜2週間の間隔で定期的に施術を続けることが理想です。
理想の白さまで到達できたら、施術はおしまいです。ただし、白さの持続は3ヶ月〜半年程度だと言われており、ホームホワイトニングより色戻りしやすいです。ですので、定期的に(1ヶ月〜半年に1度)再度施術を受けることで、白さを長持ちさせることができます。
クリニックによっても違いますが、一般的に1回当たり2万5千円程度が相場価格です。
2-2. ホームホワイトニング
「忙しくてクリニックに通う時間が無い」「白さを長持ちさせたい」そんな方にはホームホワイトニングがオススメです。継続することで、かなり白くすることが出来ます。
自宅で行います。マウスピースにホワイトニング剤を入れて歯にはめ、徐々に白くしていく方法です。ホームホワイトニングで用いる薬剤は主に、過酸化水素ではなく過酸化尿素を含んだものです。初回はマウスピースを作るためにクリニックへ行く必要があります。
1日1~2時間程の装着を毎日続けて、白さを実感するまでに最低でも2週間ほどかかります。白さを手にいれるまでに時間がかかる理由は、オフィスホワイトニングより低濃度の薬剤を使うためです。
ただし白さの持続期間は1〜2年と、オフィスホワイトニングより長持ちします。また、じっくり時間をかけて内部まで白くしていくので、最終的な白さの限界点はオフィスホワイトニングより高いと言われています。
マウスピース、ホワイトニング剤の料金で3万円が相場価格です。
2-3. デュアルホワイトニング
「白さを長持ちさせたい」「とにかく早く確実に白くしたい」そんな方には、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた、デュアルホワイトニングがオススメです。間違いなくホワイトニングの最高峰です。
オフィスの欠点である「色戻り」と、ホームの欠点である「効果が出るまで時間がかかる」をカバーでき、最短で輝く白さを手に入れることが出来ます。
歯科と自宅で行います。オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを両方使う、最強の方法です。オフィスホワイトニングの「即効性」と、ホームホワイトニングの「持続性」を両方手に入れられます。希望の白さまで最短で到達でき、かつ白さを長持ちさせることが可能です。
まずオフィスホワイトニングを行ってある程度白くさせた後、ホームホワイトニングで更に白くするのが一般的です。一回目でも白さを実感出来る上、早くて3週間程度でオフィスホワイトニング以上の輝く白さを手に入れることが出来ます。
2つの方法を行うため、費用も7万〜10万円程度と最も高くなります。
3. オフィスホワイトニングの種類
この章では、オフィスホワイトニングの種類と特徴についてご紹介いたします。
実は、オフィスホワイトニングの薬剤は、とっても種類が多いんです。ホワイトニング先進国、アメリカではホワイトニングの改良が進んでいて、沢山の商品が日々開発されています。
ネット検索をすると、古くて古くて、化石と化しているようなホワイトニング剤も紹介されています。そんな商品を紹介しても仕方が無いので、メジャーな方法を詰め込みました。
また、ここでご紹介する方法以外にも、独自に薬剤を調合したオリジナル商品もあります。オリジナル商品は施術料金が安くなるなどのメリットもありますが、効果の期待できないものもあります。気になる方は医院に問い合わせてみるとよいでしょう。
オフィスホワイトニングは、過酸化水素の濃度が高いものほど痛みを感じやすいです。 痛みが気になる方は、濃度も気にしながら読んでみてくださいね。
※一般的なオフィスホワイトニング過酸化水素濃度は、20-35%です。35%はかなり高濃度です。
※一回あたりの費用は、上下12本〜16本程度の範囲だとお考えください。笑った時に見える範囲です。
3-1. オフィスホワイトニングの種類
それでは早速商品を見ていきましょう。金額や過酸化水素濃度、一度で白くなる段階など、特徴は様々です。
■ティオンオフィス
日本の企業、GC社が開発したホワイトニングシステムです。1回の施術で、約3段階程白くすることが出来ます (メーカーの指定する使用法ではありませんが、ホワイトニング用の照射器を使用することで、もう少し白くすることも可能です。ただし、歯科医院によって、費用・光を当てる時間は異なります)。
この秘密は薬剤の前に塗る薬剤に隠されています。ホワイトニング剤を塗る前に、効果を高める薬剤を塗ります。この薬剤の力により、光を当てることで汚れを分解する効率が上がるんですね。
これによって、過酸化水素濃度は約23%と低めなのにも関わらず、高い効果を発揮することが出来るのです。過酸化水素濃度が低いことから、薬剤が歯にしみにくいことも嬉しい特徴です。
「ホワイトニング効果+しみない」というダブルメリットです。
- 料金 1回約2.5万円~5万円
- 過酸化水素濃度 23%
■ピレーネ
三菱ガス化学が開発したホワイトニングシステムです。過酸化水素濃度を3.5%(従来濃度の1/10)まで薄め、知覚過敏の抑制を実現しました。
低濃度でありながら、漂白効果を出す秘密は、薬剤に入っている「二酸化チタン」という化合物です。二酸化チタンに光が当たると、汚れを分解する作用が起こるのです。
しかしながら痛みが少ない分、効果は弱い傾向にあり、1回の施術で1-2段階しか白くなりません 。歯のエナメル質が薄い日本人に合わせた薬剤を使用しているので、痛み止めを使う必要がありません。
このピレーネは、効果の低さからあまり普及しませんでした。
- 料金 1回約1〜2万円
- 過酸化水素濃度 3.5%
■松風ハイライト
世界で最初のホワイトニングシステムです。日本の企業「松風」のアメリカ法人が開発しました。1回の施術で、1~2段階白くすることができます。
1回の効果は弱いので、十分に白くするには数回の施術が必要な場合があります。ハイライトは20年前の商品とかなり古いため、アメリカではすでに販売中止となっています。改良が進んでいるということですね。
- 料金 1回約4万円
- 過酸化水素濃度 23% (インターネットでは35%との表記が多いですが、これは元の薬剤濃度です。使用時には23%にして使用します。)
■FAPホワイトニング(照射しない方法)
変色歯とホワイトニング法についての研究者、山岸一枝さんが開発した日本人のためのホワイトニングです。1回の施術で、1~2段階白くすることができます。
FAPとはフッ化アパタイトの略。このフッ化アパタイトは歯を強化する働きを持ち、加えて虫歯予防にも効果を発揮することができます。歯を白くするだけでなく、虫歯予防も出来るなんで、一石二鳥!魅力ですね。
また一般的なホワイトニングは成人以降の人が対象ですが、FAPホワイトニングは中学生から受けることが出来る、歯に優しい方法です。痛みが出る可能性が低く、色戻りをしにくいこともメリットです。
一方で1回ごとの効果が弱いため、通院に通常5回~10回を要します。また金額も他の方法より高額になることがデメリットです。
- 料金 1回あたり約1.5〜約2万円 (ですが1回ではおわりません)
- 過酸化水素濃度 35%
■ブライトホワイト(ブライトスマイル)
NASAの科学者が開発したホワイトニングシステムです。いまだにブライトホワイトを超えるホワイトニングシステムは出ていません。
1回の施術でなんと、8-10段階白くすることが可能です 。凄まじい威力ですね。でもそんなに一気に白くするなんて、過酸化水素濃度がものすごく高いのでは…て思ってしまいますよね。
しかし濃度は15%と低めです。その秘密はライトに隠されています。ホワイトニングに最も効果をもたらす波長のライトを使用しており、このライトには効率よく反応する、光反応促進剤が含まれています。
これにより、通常ホワイトニングに使用される薬剤の半分以下の濃度で、最大の効果を得ることができるのです。最強の方法ですが、費用は最も高いです。
- 料金 1回6万円〜8万円
- 過酸化水素濃度 35%
■ズーム
アメリカのホワイトニングNo.1企業が開発したホワイトニングシステムです(ブライトスマイルに対抗してディスカス社が開発したそうです)。1回の施術で4-6段階白くすることが出来ます 。
紫外線を含むランプによってホワイトニング剤を活性化させることにより、効果を高めると言われています。現在アメリカでは主流となっているそうです。熱を発生するので、気をつけないと歯の周囲組織にダメージを与える可能性があることがデメリットです。
- 料金 1回約2万千円〜5万円
- 過酸化水素濃度 25%
■ビヨンド
先ほどご紹介した「ズーム」を参考に、中国の企業が開発した中国初のホワイトニングシステムです。1回の施術で2-3段階白くなります。
ライトに付いている特殊フィルターで熱を吸収することにより、ライトから出る発熱を極限まで抑えています。これにより効果と安全性が高いと言われています。
ハロゲンライト(懐中電灯や自転車のライトに使われています)を使用しており、このライト自体が安価なので、比較的安く施術が受けられます。1回での効果はズームより劣ります。
- 料金 1回約1万円〜3万円
- 過酸化水素濃度 35%
3-2. 商品別 特徴比較表
オフィスホワイトニングって沢山種類がありましたね。オフィスホワイトニングはホームホワイトニングに比べ費用も高く、「初回でどれだけ白くなるか」が気になるところだと思います。
これまでご紹介してきた方法を、費用と初回の効果で比較しました。初回の効果が高いほど、痛みが出る可能性は高くなります。
あなたならどの方法を選びますか?
4. ホームホワイトニングの種類
次に、ホームホワイトニングについて見ていきましょう。
ここでご紹介するものは、マウスピースに入れて歯を白くするジェルはもちろん、直接歯に塗るタイプなど、手軽な商品もご紹介いたします。
インターネットから購入出来るものもありますが、安全に行うためにも、歯科医院で処方してもらって行うことをオススメします。
4-1. マウスピースに入れるジェルタイプ
まずは、マウスピースに入れて使用するジェルをご紹介します。
■オパールエッセンス
アメリカを中心に発売されています。2時間〜4時間 の使用をすすめる歯科医院が多いようです。輸入品のため価格が変動しますが、患者価格は2週間分を約5000円(ジェルのみ)で販売している医院が多いようです。
他社製に比べてジェルの粘着力が強いため、装着の際に、マウスピースがずれにくいというメリットがあります。 また、硝酸カリウムとフッ化イオンの組み合わせで、知覚過敏を最小限に抑えます働きがあるそうです。1日に8時間以上の着用は推奨されていません。
- 料金 マウスピース込で約8000円〜12,000円(2週間分)
- 過酸化尿素濃度 10%,15%,20%,35%
■ナイトホワイトエクセル
アメリカ製のホワイトニング剤です。「ナイト」という名の通り、夜寝ている間にジェル入りのマウスピースを装着し、ホワイトニングをするという方法です。しかしながら、これは欧米人向けの方法です。
歯の表面層(エナメル質)が薄い日本人には、寝ている間中の使用は知覚過敏の原因になり、おすすめできないようです。ですので起きている間の2時間程度 の装着がすすめられています。
効果の出やすい商品ですが、日本人には強すぎる場合があるということがデメリットです。
- 料金 マウスピース込で約7,200円〜14,000円(2週間分)
- 過酸化尿素濃度 10%,16%,22%
■松風ハイライトシェードアップ
オフィスホワイトニングでもご紹介した、日本企業「松風」が開発したホワイトニング剤の、ホームバージョンです。1日2時間の装着 をすすめています。
ジェル1本が6日分の量です。日本製で、日本人向けに開発された商品です。
- 料金 マウスピース込で約7,200円〜11,200円(2週間分)
- 過酸化尿素濃度 10%
■ティオンホーム
ティオンはオフィスホワイトニングでもご紹介しましたね。日本製なので日本人の歯に合わせて作られており、自然な白さを手に入れることができます。
他社製品に比べジェルがゆるく、歯間にムラなくジェルを行き渡らせる工夫がなされています。
- 料金 マウスピース込で約7,200〜11,200円(2週間分)
- 過酸化尿素濃度 10%
4-2. その他のお手軽・人気商品
次にその他の方法として、マウスピースに入れるタイプでない商品をご紹介します。
■ゴースマイルホワイトシステム
アメリカ発の、マウスピースが不要のホームホワイトニング剤です。カプセルのようなアンプルが入っており、これにホワイトニング剤が入っています。
これに少し固めで柔軟性のあるブラシが付いていて、このブラシで気になる箇所を1日2回、優しく磨くように塗るだけで完了する、なんとも簡単な方法です。
マウスピースを作る必要がないので楽ちんですね。一箱に10日間分の20本が入っており、1日2回10日間使用 します。
2、3分程で塗り終えたら、口に残ったジェルは吐き出し、うがいなどはせずそのまま置きます。これで完了です。
※使い方の分かりやすい動画はこちら
- 料金 約9000円前後
- 過酸化水尿素濃度 6%
■GLO (グロー)
マウスピースにコードが付いていて、マウスピース自体が光を発するライトになっているという、斬新な商品です。ホームホワイトニングなのにライトで照射する方法で、アメリカで大人気商品です。
知覚過敏が無いにも関わらず、オフィスホワイトニングの章でご紹介した「ズーム」と同程度の効果(4-6段階の色の変化)があることが証明されています。
- 料金 約2万円前後(40回分)
- 過酸化尿素濃度 6%(一般用) 8.5%(歯科医師処方用)
いかがでしたか?ホームホワイトニングは何より、続けることが大切です。また知覚過敏も出やすいので、過酸化尿素の濃度や、装着時間にも気をつけてみてくださいね。
5. 歯科医院で行うクリーニングの種類
次に、歯科医院で行う「クリーニング(=汚れ落とし)」についてご説明していきます。
歯医者へ定期検診に行った際、歯科衛生士さんに口内のお掃除をしてもらって、普段より白くなったと感じることはないですか?あれは汚れが落ちたからなんですね。歯表面の汚れを落とすことで、結果的に歯の白さを実感することが出来ます。
歯周病治療を目的とするのであれば保険が適用されます(3割負担で3000円ほど)。しかし病気でなければ自費負担になります(5000円〜2万円)。
自費負担でも定期的に通うことをオススメします。理想は3ヶ月に1回、クリーニングを受けることです。
この章では、歯医者でのクリーニングにどのようなものがあるのか、ご紹介していきます。
5-1. 超音波スケーラー
スケーラーの先端が細かく振動することによって、歯に付いた歯石を破壊します。先端が細いので、歯茎に当たって痛みを感じる場合があります。
5-2. ジェットクリーニング
茶渋やタバコのヤニによる汚れをステインと呼びます。これを空気と水の噴射により取り除く方法が、ジェットクリーニングです。頑固な汚れを綺麗に吹き飛ばすことができます。
5-3. PMTC(表面研磨)
PMTCとは、【プロフェッショナル メカニカル トゥース クリーニング(Professional Mechanical Tooth Cleaning)】の略。日本語に訳すと「(歯科)専門家による機械的な歯の清掃」という意味になります。
通常の歯磨きでは落としにくい歯間も含め、歯についた汚れを完全に除去します。食べ物などによる着色が強い方は、PMTCを終えた後に本来の白さを実感出来る場合があります。
6. エステ・市販商品で白くする方法
最後に歯科医院以外で出来る方法、つまり過酸化水素・過酸化尿素を使わない方法についてご紹介します。エステサロンで行う方法と、ドラッグストアなどで購入出来る市販商品です。
6-1. エステサロン
エステサロンで「ホワイトニング」というメニューで施術を行っているサロンは沢山あります。薬剤を塗って光を当てて、、とオフィスホワイトニングと似た手順を踏んでいますが、あくまで本来の色を目指す汚れ落としの方法です。
料金は歯科医院でするより何倍も安価で、チャレンジしやすいことが魅力です。そんなエステサロンで行われている方法について、見ていきましょう。
■セルフホワイトニング
セルフホワイトニングは、「全て自分で行うホワイトニング専門店」のことです。なんと、自分で歯にジェルを塗ってライトを当てる方法なんです。歯科医師や歯科衛生士が口内を触ることをしないので、医療行為にはなりません。
したがって過酸化水素を用いることが出来ないため、「ホワイトニング」という名前ですが正確にはホワイトニングではありません。用いるジェルは食品由来なので安全ですが、漂白ではないので白さの効果は限定的です。
初回は説明を含め1時間、2回目以降は30分程度で受けることが出来ます。過酸化水素を用いないので知覚過敏の心配がなく、痛みも無いことがメリットです。
料金は1回あたり5000円程度です。
■ポリリン酸ホワイトニング
ポリリン酸には着色を取り除く作用があります。食器用洗剤にも含まれており、この働きを歯にも応用したものが「ポリリン酸ホワイトニング」です。
もともと生体に含まれる成分なので安全であり、施術時に痛みはほとんどありません。こちらもホワイトニングという名前がついていますが、過酸化水素を含まないので本来の色以上を目指す力はありません。
6-3. 市販商品
ドラッグストアなどで手に入る、市販商品にも漂白効果はありません。ホワイトニング効果をうたっている歯磨き粉もありますが、本来の色を超えることは出来ません。
汚れ落とし効果の強い歯磨き粉については他の記事に任せることとして、今回はユニークな商品をご紹介します。
■歯の消しゴム
歯表面の汚れ(コーヒーやタバコのヤニ)を落とすのに効果のある商品です。「歯の一部分が汚れてしまって取れない…」そんな時に手軽に汚れ落としをすることができます。
表面の水分をふき取ったあと、表面を優しく擦ります。使用後はうがいをしましょう。この商品は過度な使用を繰り返すと、歯表面が荒れてかえって着色しやすくなります。この点にしっかり注意して使用しましょう。
料金 500円程度
■ホワイトニングペン
「塗って歯を白く見せる」という斬新な商品です。マニキュアのような感覚で歯に塗って歯を白くします。方法は簡単。ホワイトニングペンで、歯表面を塗ります。塗り終わったらもう一度二度塗りします。1-2分経ったら歯ブラシで磨いて、完了です。このホワイトニングペンは、使用後にしっかり落とさないと、かえって汚れが付きやすくなります。この点にしっかり注意して使用しましょう。
料金 2,500円程度
7. おわりに
色々なホワイトニング法をご紹介してきましたが、いかができたか?やってみたいと思える方法は見つかりましたか?
歯を白くする方法って、結構種類がありますよね。ホワイトニングと表記があっても、実際には歯の漂白ではなく、単なる汚れ落としのものもあります。
安さや売り文句に惑わされず、正しい知識でステキな歯白い歯を手に入れましょう!