緑茶は口臭に効果がある!口臭が消えるメカニズムとベストな飲み方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
緑茶 口臭

日本人には身近な存在の緑茶。緑茶が口臭に効果があると聞いたことはないでしょうか。確かに消臭スプレーやタブレット菓子に緑茶のマークや成分が明記されていることがよくありますよね。臭いに対して効果があるのではないか?と思った人もいるはず。

緑茶は口臭に効果があります。緑茶に含まれるカテキンが口臭を抑制する力を持っています。だからといって飲みすぎるのも禁物です。緑茶を摂り過ぎるとかえって口臭に悪影響を与えてしまうリスクもあります。

この記事では、緑茶が口臭抑制するメカニズムから、飲みすぎのリスクまで詳しくご説明します。この記事を読み終えた時には、緑茶が口臭の効果があることを理解して正しいケアができるようになります!

1. 緑茶にはイソジン同様の殺菌作用がある「カテキン」が含まれる

口臭に効果があると噂される緑茶には、カテキン という成分が含まれ、その成分が口臭を抑制します。

1-1. カテキンとは?

お茶の葉

カテキンとはフラボノイドの一種です。フラボノイドとは、植物に含まれている色素や苦味、辛味成分であり、ポリフェノールの大分類のひとつです。緑茶を飲むと感じる苦味や渋みは、このカテキンが生み出しています。烏龍茶紅茶にもカテキンが含まれていますが、一番カテキンを多く含むのは緑茶といわれています。

1-2. カテキンは抗菌作用があり、細菌が減るため口臭に良い効果をもたらす

カテキンが口臭を抑制

カテキンには抗菌作用 があると言われており、抗菌作用が口臭に良い効果をもたらします。

なぜなら、口内の細菌は口臭の原因になるからです。人間の口の中には100億個もの細菌が存在していると言われています。この雑菌や食べ物のカスや新陳代謝によってはがれ落ちた粘膜を分解し、口臭の原因となる硫化水素メチルメルカプタンといった化学物質(総称して揮発性硫化物と呼ばれます)をつくり出します。通常はだ液などで口内が潤っているため、細菌の繁殖を防ぐことができますが、口呼吸などが原因で口内が乾燥していると口臭につながる場合があります。

つまり抗菌作用のあるカテキンは、口内の細菌を減らすため、口臭に効果があるというわけです。では、どれぐらいの抗菌作用があるのでしょうか。次節で説明します。

1-3. カテキンにはイソジン同様の抗菌作用がある

うがい薬として有名なものに、「イソジン」がありますよね。正式にはポビドンヨードと呼ばれますが、外科手術時の消毒まで使われる殺菌作用に効果のある医薬品です。カテキンには、このポビドンヨードと同様の効果があります。

旭川医科大学が行った「人にやさしい口腔ケアに関する研究」(*1)によれば、緑茶にはポビドンヨード同様の口内の細菌や大腸菌を減らす効果があることが分かっています。ポピドンヨードには一時的に雑菌を減らし、口臭の原因となる揮発性硫化物を抑制する効果があります (*2)。つまり緑茶も雑菌を減らすという観点から口臭に効果があるのです。

イソジンを使った口臭ケアが気になる人は、こちらの記事もどうぞ。
▶ イソジンで口臭ケア!?口臭ケアで知っておくべき2つのポイント

2. 口臭予防で緑茶を飲むなら、急須で煎れた緑茶を飲むのがおすすめ

緑茶といっても、コンビニで手軽に手に入るペットボトルのものと、急須で煎れるものがありますよね。カテキンの量が多く含まれるのは、急須で煎れた場合です。

ペットボトルのお茶と急須で煎れたお茶

京都府消費生活科学センターが行った研究(*3)では、煎茶抽出液には市販のお茶と比べ、2.5倍ものカテキンが含まれています。口臭予防として意識をして緑茶を飲むのであれば、ペットボトルよりも急須で煎れた緑茶を飲むことをおすすめします。急須で煎れたお茶をペットボトルに詰めて持ち運ぶと便利ですよ。

3. 緑茶を飲む際に気をつけたいこと

緑茶抗菌作用があり、口臭に効果があることはご説明しましたが、効果があるといって沢山がぶがぶ飲めば良いものではありません。飲み過ぎてしまうことでかえって体調を崩したり、病気のリスクもあります。この章では、緑茶を飲みすぎた場合のデメリットを紹介します。もちろんこれらは過剰に摂取した場合の話です。他の食事や飲み物とバランスよく飲んでいれば問題ありません。

3-1. 緑茶に含まれるタンニンが貧血を招く

緑茶に含まれるタンニンは渋みを感じさせる成分です。タンニンは鉄イオンと結びつく性質があります。その結果、鉄分が体内に上手く吸収されにくくなるため、鉄欠乏性の貧血を起こす場合があります。

3-2. シュウ酸カルシウムが尿路結石を作る場合がある

緑茶には尿路結石の原因となるシュウ酸を多く含んでいます。シュウ酸を含む食品は、摂り過ぎると結石が出やすくなります。東ヨーロッパの研究報告によれば、シュウ酸が原因の結石患者の8割は紅茶やコーヒーなど嗜好品の飲み物でした。また緑茶は、ほうじ茶に比べると4、5倍近くのシュウ酸を含んでいるため、緑茶の過剰摂取は控えることをおすすめします。

4. おすすめの飲むシーン・頻度

3章で緑茶を飲みすぎることによるデメリットをお伝えしましたが、常識の範囲で飲む分には問題ありません。この記事では、口内の細菌が繁殖しやすい時間に着目して緑茶を飲むおすすめのタイミング をお伝えします。

4-1. 起床後

起床後 

まず寝起き直後 に緑茶を飲むことをおすすめします。朝起きた直後 は口内が乾燥して「あれ?ちょっと口が臭い?」と感じたことはないでしょうか。これはなぜ起こるのかと言えば、寝ている間はだ液の分泌が抑制されるため、口内の細菌が繁殖してしまうためです。緑茶で口内の細菌を減らしていきましょう。

また寝ている間は、成人で約コップ1杯分とたくさんの汗をかくため、寝起きは脱水症状に近い状態になっています。しっかり緑茶で水分を補給しましょう!

4-2. 空腹時

空腹時

続いて、空腹時 に緑茶を飲みましょう。これもだ液の分泌が関連しているのですが、空腹時はだ液の分泌が食事中と比べて減少しています。そのため口内細菌の増加の原因になり、口臭の原因になります。

そこで緑茶を摂取しましょう。ただし、空腹時には飲み過ぎるとカフェインが胃を刺激して気持ち悪さを感じさせてしまうこともあるので気をつけましょう。

4-3. デートの前など、重要な場面で

重要な場面で

ズバリ!自分の口臭に敏感になりがちな時に、サッと飲んで口内の細菌を減らして、口臭予防を行いましょう。たとえばデートの前大事な商談など重要な場面は相手に不快感を与えない、いや…絶対に与えたくないですよね。カテキンの助けを借りて、成功へ導きましょう。

5.おわりに

いかがでしょうか?

日本人に身近な緑茶は口臭を抑制する効果があり、口臭が気になる人にとって強い見方です。しかし、飲み過ぎるとかえってマイナスの影響をもたらし、体調に関わることもあります。ほどほどに活用してましょう!

*1:人にやさしい口腔ケアに関する研究―イソジンと緑茶の抗菌活性の比較とそれらの併用の可能性について―
*2:洗口剤の口臭産生に及ぼす影響
*3:成分の違い:日本茶専門店の組合【東京都茶協同組合】

参考文献
・緑茶とカフェインと口臭>
http://www.honda.or.jp/breath/detail/03-3.html
・シュウ酸と緑茶と尿管結石>
http://minds.jcqhc.or.jp/n/medical_user_main.php
http://www.chemiphar.tv/healthcare/urine/index_04.html
・人にやさしい口腔ケアに関する研究―イソジンと緑茶の抗菌活性の比較とそれらの併用の可能性について―
http://amcor.asahikawa-med.ac.jp/modules/xoonips/download.php/%E6%9E%97%E5%85%88%E7%94%9F21.pdf?file_id=1870
・洗口剤の口臭産生に及ぼす影響
http://mol.medicalonline.jp/journal/abstract?GoodsID=cg1sigak/1989/007607/016&name=1492-1500j&UserID=1000013598-03

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

定期購読はFacebookいいね!がおすすめ

コメントを残す

*