歯並びが悪い原因はコレだった!3つの原因と対策

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歯並び 悪い 原因

歯並びの悪い原因はなんでしょうか?実はびっくりするほどたくさんの要因によって歯並びは悪くなってしまうのです。小さなお子様をお持ちのお母さん、就活前に歯並びが気になってきた学生の皆さん、長年歯並びが気になっていて、そろそろ矯正をしようかと考えている社会人の皆さん、この記事では歯並びが悪くなる原因とリスク 、そして対策 をお伝えします。

1. 歯並びが悪くなる3つの原因

歯並びが悪くなる原因は何だろう?なぜ歯並びが悪くなってしまったのか・・・その原因はズバリ3つ!先天的要因、子どものころの習慣、虫歯・歯周病です。

1-1. 遺伝

生まれつき歯並びが悪い人は、以下の特徴があります。

  • あごが小さい
  • あごが変形している
  • 歯が小さい
  • 歯の欠損
  • 歯が多い

これらの原因により、歯並びが悪くなります。これらは全て遺伝 です。

1-2. 日頃の習慣・クセ

一見とても丈夫そうに見える歯ですが、なにげない習慣、クセによって、いとも簡単に歯並びは動いてしまうのです。子どもの頃から続いている何気ない習慣、悪いクセによっても、歯並びは悪くなります。具体的な習慣と、歯並びが悪くなる理由について挙げました。乳歯から永久歯に生え変わる期間は特にデリケートです。子どもの頃は特に歯並びに悪い習慣に注意しましょう!

習慣 歯並びが悪くなる理由
口呼吸 口が常に開いていることによって、口の中が乾燥しやすく、唾液が少なく、細菌が増えやすくなる。その結果、虫歯や歯周病にかかりやすくなり、虫歯などが原因で歯並びが悪くなる。
頬杖をつく 下アゴを押さえてしまい、片側に力が加わり、アゴの形に影響する。その結果、歯が斜めに生えてしまう場合がある。かみ合わせにも影響が出る。
舌で歯を押す 舌のちょっとした力で歯は動く。その結果、下の歯が出てしまい、かみ合わせが悪くなる。
姿勢が悪い 姿勢が悪いと正しくかむことができず、歯ならびが悪くなる。
やわらかい食べものばかり食べる 舌や口周りの筋肉が発達しなくなる。
爪や唇をかむ 歯が爪や唇によって押されることにより、歯並びが悪くなる
指しゃぶり 5歳以降の指しゃぶりは、出っ歯になり、前歯が閉じなくなる。
歯ぎしり 歯周病や虫歯の原因となる。上の前歯が外側に倒れる場合がある。
かみ合わせ 正しい方向に力がかからず、かむたびに歯ならびが悪くなる。

いかがでしょうか。歯並びが悪くなる習慣 には、様々なものがあることが分かります。

1-3. 虫歯や歯周病

  • 乳歯の頃の虫歯で歯が抜けるとその後の歯並びが悪くなる

乳歯が虫歯になると歯並びに影響します。乳歯は永久歯が生えてくる前のとても大切な「土台」です。虫歯により、永久歯が生える前に乳歯が抜けてしまうと、永久歯が生えてくる場所を邪魔してしまいます。また、前歯が手前や奥、斜め方向などに飛び出して生えてくるなど歯並びが悪くなります。

虫歯の乳歯

  • 永久歯が抜けたままの状態を放置する

虫歯や歯周病によって歯が抜けたままにしておくと、その空いた空間に隣の歯が移動してきてしまいます。「虫歯や歯周病で歯が抜けるの!?」とびっくりする方もいるかもしれません。虫歯によって歯は抜けてしまいます。そしてそのまま放置すると、隣の歯が倒れてきてしまいます。

歯周病 歯が倒れる

  • 歯周病により、歯の土台がガタガタになって歯並びが悪くなる

歯周病の人の歯

歯周病は重症化すると、歯を取り巻く組織(歯槽骨)が破壊されて歯がグラグラになり、ひどくなると歯が抜け落ちてしまいます。

親知らずで歯並びが悪くなるってホント?

親知らずが生えてくると、前の歯が押されて歯並びが悪くなる、という説があります。これに関しては、歯科医の中でも「親知らずが歯並びに影響する・しない」についての意見は分かれています。また、親知らずを抜いたからといって歯並びが悪くなるのを確実に予防できるわけではありません。親知らずを抜かないと起こるリスクは「虫歯や智歯周囲炎」です。

親知らずが生えると、歯磨きで歯ブラシが届きにくくなり、虫歯ができやすくなります。見えない内側がぽっかり虫歯になっていることもあります。また、歯磨きがうまくできないことにより、「智歯周囲炎」になります。汚れがたまりやすくなることにより、親知らずの周りの歯ぐきが腫れてしまうのです。腫れがおさまらないときは、歯医者さんで相談することをおすすめします。

2. 歯並びが悪いことの問題点は?

歯並びが悪いと、どんな問題点があるのでしょうか?「笑ったとき、ちょっと見た目が悪いだけでしょ」と思った方もいるかもしれません。歯並びが悪いことは、色々なリスクをはらんでいます。

  デメリット 補足
見た目 悪い 歯が気になって思いっきり笑えないという場合がある。
歯への影響 虫歯、歯周病にかかりやすい 歯磨きで歯ブラシが届きにくく、磨き残しが多くなり、虫歯や歯周病にかかりやすくなる。
発音 発音しにくい、滑舌が悪くなる 息が漏れるので発音しにくくなる。特にサ行やタ行が発音しにくい場合がある。
顎への影響 顎関節症の原因の一つ 歯並びの悪い人はほとんどが顎関節症との相関があると言われている。
噛めない 胃腸への負担が大きくなる うまく噛めないと胃に負担がかかる。
全身への影響 肩こり、頭痛、腰痛、身体の歪み かみ合わせが悪いことによって起こる。

表からもわかるように、歯並びの問題点には様々なものがあります。心当たりがあるものがあれば、予防・治療を検討しましょう。

3. 歯並びを悪くしないための予防方法

子どもの歯並びを悪くしたくない!大人になっても歯並びを悪くしないための予防方法をまとめました。

 3-1. 子どもの頃からできること

歯並びに悪い習慣をやめることが重要 です。歯並びが悪くなる習慣に対する具体的な予防方法は以下の通りです。

歯並びが悪くなる習慣 予防方法
口呼吸 ペットボトルトレーニングや舌トレーニングを行う。詳しくはこちら(3章を参照)
頬杖を付く 頬杖をつかないよう気をつける。
舌で歯を押す 舌トレーニングを行う。
姿勢が悪い 床に足をつけて正しい姿勢を心がける
やわらかい食べものばかり食べる 噛みごたえのある硬い物(小魚やナッツ)を食べる
爪や唇をかむ
  • なめると苦い薬「バイターストップ」を爪に塗る。
  • 大人の女性の場合はネイルをする。
  • 爪や唇をかむクセはストレスが原因の場合が多いため、ストレスを減らす工夫が必要。
指しゃぶり 指しゃぶりをしてしまう部位にばんそうこうを貼る、「バイターストップ」を使う
歯ぎしり 歯医者でマウスピースを作る
かみ合わせ ガムをかむ、左右バランス良くかむことを心がける。かみ合わせが悪い場合は予防ではなく、治療を検討する。

爪をかむ、指しゃぶりの対策には「バイターストップ」が有効です。こちらは爪のトップコートとしてもお使いいただけます。なめると独特な苦みが口の中に広がります。味は苦いですが、人体に害のあるものは含まれていないので、なめて問題なしです。開発はスイスの皮膚科医が行い、厚生労働省の認可も得ているので、とても安全です。

バイターストップ

マヴァラ バイターストップN 10ml (1,944円、Mavala)

子どもは永久歯が生えてくるためのスペースを作ろう!

乳歯がグラグラになって永久歯が生えてきそうなときは、乳歯を抜く(歯医者さんの判断による)、あごを広げる器具(拡大床)を使う、という2つの方法があります。以下が拡大床の写真です。

拡大床

矯正に詳しい歯医者さんで診断してもらい、対策を立てると良いでしょう。拡大床を使うことについて以下にまとめました。

メリット 子供の成長期にアゴを広げて永久歯の生えるスペースを作れる。抜歯をせずにきれいな歯並びの土台を作ることができる。
デメリット 乳歯がまだ残っている状態(小学2年生まで)に開始しなければならない。
おすすめ かみ合わせが悪い人
費用 10~30万円
期間 2~3年(永久歯に生え変わるまで)

3-2. 大人になってからできること

  • 歯のクリーニングで歯周病予防

歯のクリーニングにより、歯周病を予防しましょう。重度の歯周病になると歯が抜けてしまいます。歯の根元が見え、さらに歯並びが悪くなります。歯のクリーニングにより、歯並びが悪くなることを防げます。歯のクリーニングについて以下にまとめました。

メリット 虫歯や歯周病により歯並びが悪くなることを防げる
デメリット 定期的に歯医者に通う必要がある
おすすめ 歯石が付きやすい人
費用 1万円/1回
期間 20代までは半年に1度、30代からは3ヶ月に1度がおすすめ

4. 歯並びを直すための治療方法

歯並びを根本的に直すには、歯医者さんに行き、矯正する方法が有効です。どの矯正方法が良いかは、歯医者さんの診察によって決まります。

4-1. 矯正

  • プラケット矯正

プラケット矯正

ワイヤーを付けて矯正する方法です。ブラケット矯正について以下にまとめました。

メリット どんな歯並びでも基本的に直せる
デメリット
  • 金属のワイヤーをつけるので、見た目が悪い。
  • ワイヤーが口内に当たると痛い。
おすすめ 歯並びが悪い人
費用 80~100万円
期間 2~3年
  • マウスピース矯正

マウスピース矯正

透明のマウスピースを使用する方法です。2週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら、1日20時間以上装着し、歯を少しずつ移動させます。

マウスピース矯正は「インビザライン」が有名です。他にも、「クリアライナー」「アクアシステム」などの種類があります。どれもマウスピースを使って矯正するという点では同じです。通常のワイヤーを使った矯正と併用する場合もあります。マウスピース矯正について以下にまとめました。

メリット
  • 最も目立たずに矯正が可能
  • 期間が短い
  • マウスピースは取り外し式なので、清潔。
  • 歯磨きも通常通りできる。
  • ホームホワイトニングと併用可能
デメリット
  • 新しい矯正法なので対応できる医院が少ない
  • 比較的簡単な矯正にしか使用できない
  • ほとんど1日中マウスピースを装着しておく必要がある
  • さぼると治療期間が延びる、良好な結果が得られない
おすすめ
  • 歯並びの悪さが軽度の人
  • 装置を目立たせたくない人
  • 矯正装置の違和感が気になる人
  • 矯正装置を自由に自分で取り外したい人
費用 50万円程度
期間 半年~1年

矯正後の後戻りを防止する「保定装置(リテーナー)」

きれいに矯正したにも関わらず、矯正後、歯並びが「後戻り」してしまうことがあります。理由としては、歯の周りの繊維が新しい位置に落ち着いていておらず、元の位置に引っ張ろうとするからです。「保定装置(リテーナー)」をつけて、歯並びが戻るのを防止しましょう。リテーナーについて以下にまとめました。

メリット 矯正のあとのきれいな歯並びを維持できる
デメリット
  • 毎日装着する必要がある
  • 定期的に歯医者に通う必要がある
おすすめ 矯正を行ったあとの人
費用 2万円/1回
期間 2~3年

せっかく矯正が終わってきれいな歯になったのに「矯正後、保定装置をつけるのが面倒で放置してたら、歯並びが戻っちゃった」という人も多いです。矯正後も歯医者さんの指導どおり、保定装置をつけましょう。

矯正治療は、基本的に保険診療外のため、方法、費用、期間は様々です。まずは歯医者さんで相談を受けることをおすすめします。最近は手軽なマウスピース矯正が人気です。

少し歯並びが気になるなという方はマウスピース矯正をおすすめします。がたがたの歯並びを直したい!という人は、ブラケット矯正がおすすめです。

4-2. 矯正以外の方法

矯正以外の方法として、セラミックの被せ物 をするというものがあります。

  • セラミック治療

セラミック治療は、審美歯科の一部で、歯の表面にセラミックをつける方法です。短期間で芸能人のような白い歯にすることができます。また、歯を削るので、形を変えたりすることができます。

しかし、かみ合わせなどにより、歯の表面の被せ物が割れる危険性があります。セラミック治療について以下にまとめました。

メリット 短期間で見た目を良くできる
デメリット 歯を削るので、歯の寿命が短くなる
おすすめ 歯並びが悪い人
費用 10~15万円/1本あたり
期間 2ヶ月

セラミック治療は、短期間でできますが、「歯の寿命」が短くなります。また、歯並びが悪い人が本来のかみ合わせと違う形の歯にすると、歯への負担が増え、無理な力が加わって割れる危険性があります。くちラボとしてはおすすめできません。

セラミックコア

4-3. 矯正治療とセラミック治療の比較

矯正治療セラミック治療をまとめて比較してみました。

  矯正治療 セラミック治療
メリット 健全な歯を削らない。自然な仕上がり。 短期間ででき、矯正歯科ほど費用がかからない。

デメリット

  • 期間、費用がかかる。
  • ワイヤーを使った矯正の場合は、ブラケット(金属のワイヤー)が目立つ。矯正中は歯磨きがしにくくなる。
  • 健全な歯を抜く必要があるため歯の寿命が短くなる。
  • 歯並びが悪すぎると対応できない。
費用 50~100万円 10~15万円/1本あたり
期間 半年~3年 2ヶ月

矯正治療の場合は歯を削らない分、期間と費用がかかります。一方でセラミック治療は短期間でできますが、長い目で見ると、「歯の寿命」を縮めることになります。それぞれの特徴を理解した上で、矯正で歯並びを直すことをおすすめします。

美しい笑顔は歯並びから?

美しい笑顔のポイントとして(1)正中線(2)スマイルラインの2つがあります。

(1)正中線(せいちゅうせん)は、顎、前歯の中心のラインを指し、それが上下で一致し、顔の正中線とも一致していることが理想です。

(2)スマイルラインは、笑ったときに見える、上の歯の端と端を結んだ、理想的なラインのことです。

正中線とスマイルライン

くわしくはこちらの記事をご覧ください。

5. まとめ

歯並びが悪くなる原因は(1)遺伝(2)日頃の習慣・クセ(3)虫歯・歯周病の3つであることをお伝えしました。

また歯並びが悪いことの問題点、歯並びを悪くしないための予防方法、歯並びをよくするための歯医者さんでの治療法についてもお伝えしました。

歯並びが悪くなる原因を知り、予防や治療で快適な歯並びで生活を送りましょう。

参考文献
子どものための矯正歯科 鈴木純二著 桐書房、スマイル・顔立ちが気になったら読む本 工藤淳夫 セルバ出版、歯科衛生士 2014年8月号、日本歯科評論 2014年8月号、抜かない歯の矯正 古田博久著 海苑社、抜かない矯正の最新知識 青山健一著 桐書房、歯医者に行く前に読む 決定版歯の本 釣部人裕著 ダイナミックセラーズ出版

参考論文
Effect of Premature Loss or Residual Root of Deciduous Molars on the Malocclusion in Premolars, Koji HARA, JOURNAL OF DENTAL HEALTH (2010 p219-221)

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