「自分の顔の中で好きなところは?」とか、「顔の中で重要なところは?」と聞くと、ほとんどの人は“目”と答えます。でもこの記事にたどり着いたあなたは「美人の条件は“歯”かもしれない」 と思っているはず。
そんなあなたに美人と歯の関係性や自分の歯をどう改善すれば美人度がUPするのかを審美歯科専門医の立場からお伝えします。
きっとあなたも歯で美人に見せる秘訣をマスターできるはずです!
Contents
1. 美人と歯の関係性、3つの基準
「どういう歯であれば美人に見えるのか?」逆に「どういう歯だと美人度がさがっちゃうのか?」って気になりませんか?
そこで、美人に見える歯の3つの基準をお伝えします。あなたも美人の基準が“歯”にあるということが納得できるはずです。
1-1. モデルや美容専門家の常識「美人は歯でキマル」
実はモデルや美容ジャーナリストの世界では美人を決めるのは“歯”というのが常識 。美容整形して効果が高いのも歯 というのも、大多数の美容外科医の意見です。
美容ジャーナリストとして著名な斎藤薫さんは次のように述べています。
目が細くても小さくても、口もとが美しければ、その人は端正な美人に見える。そして鼻筋が通っていなくても、鼻が多少丸くても、口もとが美しければ、ちゃんとした美人に見える。
顔の美しさを10点満点で採点するとしたら、目と鼻と口の割りふりは、2:3:5、いや1:2:7くらいになってしまうのかもしれない、目さえ大きければ、鼻さえ高ければ・・・・そう思うのは間違い。
目の悩みは「私のこの細い目が好き」なんて言えてしまったりする。目もとは細くても、小さくても「好き」と言えてしまう。それは目もとが顔の美醜を決める決定的な決め手にはなりにくいことを示している。じゃあ美醜を分ける決め手とは何か?と言えば、それが口もと。
でもなぜ口もと?口はモノを食べ、モノをしゃべり、呼吸するところ。人が生きていく手段がここに集まっている。だから人間の品性も知性も質も、すべては口もとに集結してしまうのだ。みんなあんまり気づいていないが、感情や性格を形だけで語ってしまうのも、じつは口もと・・・・・
従って整形していちばん成果を上げるのも、口もと。いや成果をあげるどころか口もとを変えると人はまったく別の顔になる。これはもう骨格からいじらなきゃいけないからだが、変化が大きい変わりにずいぶん大掛かりでリスクが大。
それなら歯を白くするだけだって十分に整形効果になる(一部抜粋)
いかがでしょうか。口元が美人の印象に与える影響力は大きそうですね。美容ジャーナリストの方の意見だと、より一層説得力があります。
口元が美しければ、目が細くても小さくても、鼻が団子っ鼻でも美人に見えてしまうなんて!なんだかズルい気もしますが、「なんかあの子美人に見えるよね」ってモヤモヤが晴れた気もします。
1-2. 歯で美人に見せる!3つの基準
目や鼻の形は個性ですが、歯だけはスタンダードな美しさがあります 。目が切れ長の美人やぱっちり二重の美人というバリエーションはあっても、すきっ歯の美人はなかなかいません。それは、美人の歯には共通した、歯の美人ルール があるからです。私たちが、無意識に美人と認識する時の歯の3つの基準についてお伝えします。これさえ分かれば、あなたもちゃっかり美人に見せることができるかもしれません。
(1)白い歯
明眸皓歯(めいぼうこうし)という言葉があります。美人を形容する言葉で美しく澄み切った目と真っ白い歯を指します。心理学では歯が白い人に対して、若さ、清潔感、知性の印象を抱くといわれています。
白い歯はホワイトニングで手に入れることができます。 こちらの記事でもホワイトニングについて掲載していますのでご参考にしてください。
(2)きれいなエステティックライン
顔を真横から見て鼻とアゴの先を結んだラインを「エステティックライン」といいます。唇の先がこのライン上に、あるいはやや内側に位置するのが理想的です。正しい歯並びやかみ合わせがエステティックラインをつくります。気になるかたは歯の矯正で改善できます。
(3)きれいなスマイルライン
「スマイルライン」とは、微笑んだときの歯の縁を線で結んだものです。このスマイルラインをキレイに整えることによって美しい笑顔がつくれます。
映画スクリーンに浮かぶ女優の眩しい笑顔。口の両端をキュッとあげて、U字型のスマイルラインを描いています。美しいスマイルラインを作りたい方はこちらへ 。(『2.簡単!口元トレーニング3選』を参照)
2. ホワイトニングや歯列矯正で美人度を高めよう
歯がキレイになれば美人度があがるのは分かるけれども、お金がかかりそうだし、リスクもありそう。目の修正ならアイプチで安くできるけど、歯となるとついつい躊躇してしまいますよね。
ここでは、お手軽にできるホワイトニングと本格的な歯の矯正を受けると、どれだけ見た目に変化があるのかをご紹介します。ぜひ写真を見比べて、変化を実感してみてください。
また、具体的な歯の改善方法もお伝えします。
2-1. ここまで変わる! ホワイトニングと矯正で美人・美男度アップ
◆ホワイトニングと矯正の両方を体験
◆ホワイトニングを体験
いかがでしょうか?両方とも、左より右の写真の方が笑顔が素敵に、また清潔感がプラスされて見えませんか?口元を変えると顔全体の印象が変えられるようです。
2-2. 白い歯を目指すならホワイトニング
白い歯を目指すならホワイトニングです。
歯を白くするホワイトニングは、広義の意味では「歯を白くすること」全てを指します。ホワイトニング系の市販や通販グッズ、セルフホワイトニング、歯のクリーニング (PMTC)などがありますが、これらは歯を白くするというよりも歯の汚れを落とす方法です。
天然の歯をさらに美しく白くできる唯一の方法は、歯医者で行う「歯のホワイトニング」 です。こちらが狭義の意味でのホワイトニングです。
狭義のホワイトニングは、歯の黄ばみを過酸化物薬剤と光や熱で分解し白く輝く歯にしていきます。
一般的に使用されているホワイトニングという言葉はこの方法を指すことがほとんどです。
歯が白くなるとレフ板効果で顔の表情も明るく見えます。またメイクやヘアのように毎日時間をかけなくても、常に白い歯でいられることがメリットです。
一回あたりの施術金額は1万円~5万円くらい、理想的な歯の白さになるまでの総予算は、3万円~10万円くらいで、必要期間は1~3ヶ月程度が相場です。
2-3. 美しい歯並びを目指すのならば歯列矯正
*ブラケット装置での矯正
美しい歯並びを目指すのならば、歯列矯正 です。歯列矯正は、料金が高い、期間が長い(2~3年間)、そして針金を歯に巻きつけたかのような矯正装置の見た目がイヤ、という方が少なくありません。
見た目に関してはマウスピース矯正 であれば、薄くて透明度が高いマウスピースを歯に被せるだけなので目立ちません。
また従来の矯正は矯正装置が金具でできているため、金属アレルギーのある方には不向きですが、マウスピース矯正はプラスチック材料でできているため、金属アレルギーの心配もありません。
*マウスピースでの矯正
マウスピースは、食事や歯磨きの時間など取り外しが可能です。ただし、取り外している時間が長くなるといつまでたっても効果が出ません。
1日最低20時間は装着が必要です。歯ぎしりが多い方の場合マウスピースが割れてしまうこともあります。そして歯列不正が強い場合には適応できません。
歯列矯正のカウンセリングを無料で行っている歯科医院も近年増えてきています。カウンセリング後、レントゲン、模型作成などによる各種検査に進んだ場合は3万円~5万円位の費用がかかります。
そして、矯正費用のトータル予算は、50万円~120万円くらいが相場です。
興味がある方は、従来型のブラケット装置とマウスピース矯正のどちらも行っている歯科医院で一度カウンセリングを受けてみることをオススメします。
気をつけていただきたいのが、矯正の適齢期は18歳以上だということです。顔の骨格が完成していない状態で矯正を行ってしまうと、逆に口元の形を不自然にしてしまう恐れがあり、逆効果です。
3. おわりに
美人の隠れた条件である歯は歯の白さと歯並びで決まります。歯を白くするホワイトニングは比較的手が届きやすい予算で始められますので、まずは歯を白くして、さらに美人度をUPしたい!という場合は歯列矯正に挑戦してみてはいかがでしょうか。