ドライマウスに要注意!症状・原因や適切な対策を紹介

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ドライマウス と聞くと、単に口の中の病気と捉えてしまうことも多いかと思います。しかし、ドライマウスは全身疾患のサイン として現れることもあります。そのため、たかがドライマウスと軽視せず、しっかりと必要な検査や治療を受けるべきです。

また、全身疾患以外にも考えられるドライマウスの原因は多数あります。まずは、何が原因でドライマウスの症状が出ているのかを、知ることからはじめる必要があります。

この記事では、ドライマウスの原因症状対策 に至るまで詳しくお話していきます。「口の中が乾燥していて気になっていた」という人は、まずはドライマウスについて詳しく知っていただき、ドライマウスによる悪影響が出てしまう前にしっかり予防していきましょう。

そもそもドライマウスって何?

水を飲む女性の画像

「ドライマウス」 はその名の通り、「口の中が乾燥する病気」 であると容易く想定できる人も多いかと思います。ドライマウスとは唾液の分泌が減少して口の中が乾燥した状態のことで、「口腔乾燥症」 とも呼ばれています。

ただドライマウス自体は口の中が乾燥することですが、ドライマウスが引き起こす原因や悪影響は、「口の中が乾燥する」に限ったことではありません。

口の中が乾燥するドライマウスに大きく影響しているのが、「唾液」 です。唾液は「唾液腺」と呼ばれるところから分泌され、その唾液量は1日あたり約1~1.5L です。

しかし、ドライマウスによって唾液の分泌量が減ってしまうと、口の中が乾燥してしまいます。唾液が不足すれば、ただ口の中が乾燥するだけではなく、むし歯や歯周病 になりやすくなるほか、口臭や粘膜の感染症、誤嚥性肺炎 などを起こすこともあります。

まずはドライマウスのセルフチェックをしよう!

歯科医の画像

「なんとなく口の中が乾燥している」と気にはなっていても、そのまま見過ごしてしまっている、という人も多いのではないでしょうか?ドライマウスがある場合には、以下の症状が口の中によくみられます。これらが多く当てはまると、ドライマウスである可能性が高い状態です。

まずはドライマウスの症状が、お口の中に現れていないかをチェックしましょう。

✅口の中がネバネバする ✅パサパサした食べ物が飲み込みにくい
✅喉が渇く ✅夜中に渇きで目が覚める
✅口臭が気になる ✅入れ歯で口の中が傷つきやすい
✅食べ物の味がよくわからない ✅あごの下が腫れている

ドライマウスは放っておくと怖い!4つのリスクに要注意

問診している様子

ドライマウスの原因は複数ありますが、唾液が少なくなって口の中が乾燥することで以下の4つのリスクが高まります。「単に口の中が乾く」では片付けられない、多くのリスクを引き起こしてしまいます。

①むし歯・歯周病リスクの増加

唾液の働きには、口の中の細菌の増殖を防ぐ「抗菌作用」 がありますが、ドライマウスにより唾液が減少することでうまく機能しないため、細菌が増殖してむし歯や歯周病のリスクが高まってしまいます。

②口臭が強くなる

ドライマウスと口臭 は、密接に関係しています。ドライマウスで唾液が少なくなると、口の中に付着した食べかすを洗い流す「自浄作用」 が働きにくくなります。さらに、細菌に対する「抗菌作用」 も落ちてしまうため、口の中の細菌が増えてしまい結果として口臭が強くなります。

③感染症や風邪のリスク増加

食べ物や空気などの入り口となる口の中は、常に菌にさらされる体の箇所 でもあります。特に口呼吸 の人は、細菌やウイルスや口の中にダイレクトに入り込みます。唾液が減って抗菌作用がうまく働かなければ、むし歯や歯周病のリスクだけはなく、口からの細菌感染によって感染症や風邪 を発症しやすくなってしまいます。

④命の危険性も!誤嚥性肺炎を引き起こすリスクの増加

ドライマウスのリスクの中でも、命の危険にまで及んでしまうリスクの高い「誤嚥性肺炎」 。口の中が乾いて食事がしにくくスムーズに食事を取れなくなることだけでなく、乾燥した口の中に増殖した細菌が誤嚥によって肺に入り込んでしまうと、誤嚥性肺炎を引き起こしてしまいます。

ドライマウスはどうして起こる?主な6つの原因とは

口元を見ている女性の写真

ドライマウスの原因は多数考えられ、原因が1つのこともあれば、複数の原因があるケースもあります。しかしその中でも、「薬の副作用」 が最も多い原因とされています。特に循環器や精神科の薬での副作用として症状が現れやすく、他の要因と合わさることでさらに強い口の中の乾燥を感じるようになります。

以下、主なドライマウスの6つの原因を解説します。

①服用する薬による副作用

ドライマウスは、服用する薬による副作用 によって現れることが多いです。そのため、ドライマウスの症状がみられる人には、まずは服用している薬 や、全身疾患の既往 について詳しく調べる必要があります。

以下のドライマウスを生じる主な服用薬に、自分が服用している薬が当てはまるかどうかを確認してみましょう。

【ドライマウスを生じる主な服用薬】
・降圧利尿薬
・交感神経抑制薬
・血管拡張作用薬
・抗狭心症薬
・催眠・鎮静薬
・抗精神病薬
・抗てんかん薬
・抗パーキンソン薬
・自律神経系作用薬
・抗ヒスタミン薬
・喘息治療薬 など

②糖尿病等による全身疾患

全身疾患の症状によって、口の中の渇きを感じることがあります。例えば、血糖値が高くなる糖尿病 では、糖を含んだ尿が大量に出て脱水状態 になり、口の渇きを感じることがあります。また、脳血管疾患 では、顔面神経に麻痺が起こると、唾液の分泌を調節する神経も障害を受ける可能性があり、うまく唾液分泌を促せずに唾液減少に繋がります。

さらに、進行した腎臓病 では人工透析が必要になり、体内の余分な水分が除去されて、ドライマウスを引き起こす場合があります。これら以外にも、肝疾患甲状腺疾患 なども口の中が乾燥しやすくなります。

③シェーグレン症候群(膠原病)

免疫システムに異常が起こる自己免疫疾患である「膠原病」 により、自分自身を異物とみなして攻撃してしまう病気です。唾液腺の組織が壊されると、唾液分泌量が減少してしまい、口の中が乾燥します。

④ストレスなどの心的な原因

緊張 すると口の中がカラカラになった経験はないでしょうか?大きなストレス を感じると、交感神経が優位になります。交感神経が刺激されている状態では、血管が収縮して水分が少なく粘度が高い唾液が出るため、口の中に渇きを感じます。

⑤かむ力の低下

近年の食生活ではやわらかくて食べやすい食べ物が増え、小さな子どもでもドライマウスが引き起こすこともあります。唾液は、アゴを動かして唾液腺を刺激する ことで分泌されます。アゴを使う機会が減ることで、自然とドライマウスになる可能性が高まります。

⑥口呼吸

普段、口呼吸 が癖になっている人や、鼻炎や鼻づまりなどで一時的に口呼吸になっている人はドライマウスのリスクが高まります。口呼吸では常に口の中に空気が出入りするため、どうしても口の中が乾燥してしまいます。

また、口をずっと開けた状態だと口の中に唾液が行き渡らず、唾液の抗菌作用が十分発揮されません 。さらに通常鼻呼吸であれば、鼻毛や粘膜によって体の中に細菌が入り込むのを防げますが、口呼吸だとダイレクトに口の中にウイルスが入り込み 、感染リスクも高まります。

ドライマウスの対策は、ドライマウスを引き起こしている原因にもよります。薬の副作用でドライマウスが発症している場合は、かかりつけの病院での連携も必要です。また、病気の改善や薬の変更が難しいケースでは、対処療法も有効です。

悪影響が出る前に!早めのドライマウス対策をはじめよう

笑う女の子の写真

普段の生活に取り入れやすい予防法もあるため、まずはできることからはじめてみましょう。

まずは歯科を受診!歯科と医科で連携する

ドライマウスが気になっている場合は、まずは歯科医院への受診 をしましょう。原因が薬による副作用であれば、歯科と医科との連携 がとても重要です。自分ではっきりとドライマウスの原因が薬の副作用であると分かれば、そのまま医科に相談することもできますが、複数の原因による複雑なドライマウスのケースも考えられ、まずは歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

ドライマウスの原因を診断してもらい、例えば高血圧症に用いられる降圧剤を服用している場合では循環器内科と連携して、薬剤の減量や変更で対処します。また、シェーグレン症候群が原因であれば、膠原病を専門とする内科医の協力を得るなど適切な対応 を取る必要があります。

また、糖尿病や腎臓病などの全身疾患による口の渇きは、疾患の治療 をすすめることでドライマウスの軽減に繋がります。

対処療法グッズで予防する

直接的なドライマウスの原因が分かっていても、病気の改善や、服用薬の変更・減少が難しい場合もあります。その場合は、できる限りドライマウスの症状を改善するための対症療法 が有効です。

ドライマウスも乾燥肌と同じようなイメージで、専用の保湿ジェル や、口の中を潤すリンス を使ってあげましょう。口の渇きを緩和するだけでなく、口の機能を助けて粘膜も保護します。ただ、水分を奪ってしまうアルコール入りの保湿剤は控えましょう。

また、唾液成分に似た成分の保湿剤 を使用すれば、乾燥による痛みや不快感の緩和や、細菌の増殖を抑えて、歯周病やむし歯予防 も期待できます。

これらの保湿剤は、どれを選べばいいのか分からないという人も多いかと思います。歯科医院に定期的に通い、自分に合ったものを教えてもらいましょう。

歯磨き粉の選び方も注意!発泡剤無配合の歯磨き粉がおすすめ

ドライマウスの人の歯磨き粉は、発泡剤 が配合されていないものがおすすめです。ブラッシングの時に泡立たせる成分である「ラウリル硫酸ナトリウム」 という発泡剤が入っていると、磨いた感が出てすっきりするのですが、ドライマウスで敏感な粘膜には刺激が強く、口の中の乾燥を招きます。

歯磨き粉を選ぶ際にはしっかり成分表まで確認し、ドライマウスを悪化させないように気をつけましょう。

ペリオテクトの写真引用:ホワイトエッセンス公式HP

ホワイトエッセンスでは口臭・歯周病予防におすすめのオリジナル歯磨き粉「ホワイトエッセンスペリオテクト」 を販売しています。

ドライマウスによって引き起こしやすい歯周病に効果的なIPMP・CPCを配合し、爽やかでフルーティーなシトラスミックス味が魅力です。またドライマウスの人にもやさしい研磨剤・発泡剤不使用 で、泡が邪魔にならずしっかりと丁寧に歯を磨くこともできます。

また、原因菌を殺菌して口臭を予防する「ラウロイルサルコシンナトリウム」 も配合され、フッ素も900ppm 配合しています。

【ホワイトエッセンスペリオテクト】(医薬部外品)
希望小売金額 2,420円

普段の生活からドライマウス予防を意識しよう

リンゴを持つ女性の写真

ドライマウスは病気や薬の副作用以外にも、精神的なストレスや、口呼吸やかむ力の低下なども影響します。「唾液」 が減ることで、ドライマウスがさらに悪化してしまうため、普段の生活でできることから予防を意識していきましょう。

例えば、規則正しい生活や運動、鼻呼吸を意識する、かみ応えのあるバランスの取れた食事をとるなども重要です。

また、こまめに水分補給したり、耳の前方にある「耳下腺」 や舌・アゴの下にある「顎下腺」 「舌下腺」 の唾液線を軽くマッサージするのを取り入れたりするのもおすすめです。さらに室内が乾燥している場合には、加湿器を使って部屋の乾燥を防ぐことも大切です。

お口の健康を守るには定期的な歯医者への受診が近道

ホワイトエッセンスの様子引用:ホワイトエッセンス公式HP

口の中が頻繫に乾き、生活でも不便を感じるようになったら、一人で悩まずなるべく早めに歯科医院に相談する のが近道です。ドライマウスが進行してからでは、お口の中の状態が悪化するだけではなく、全身疾患の病気のサインを見逃してしまうことにもなり兼ねません。

唾液の量が少なければ、口の中に汚れが溜まりやすく、どんなに頑張ってお手入れしても、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。そのため、ご自身で取り切れない汚れは3ヶ月に1度くらいの間隔 で定期的にクリーニングを受け、一緒にむし歯もチェックも受けおくといいでしょう。ドライマウスにより、知らない間に歯周病やむし歯が進行することを防止できます。

ホワイトエッセンスでは、ドライマウスに悩んでいる人のために、歯周病・むし歯予防に力を入れています。1回のクリーニングの施術はたっぷり60分 設け、一人ひとりのお口の状態に合わせた5つのコースを準備しています。来院1回 ですべての歯のお掃除をします。

クリーニング
【費用(自費)】
8,800円~14,300円(税込み)

https://www.whiteessence.com/service/cleaning/

くちラボクリーニング広告

引用:ホワイトエッセンス公式HP

またクリーニングコースのオプションには、「歯ぐきマッサージ」 も追加できるため、ドライマウスで悪化した歯ぐきの血行を促進し、栄養や酸素が行きわたります。歯ぐきの炎症で壊れた組織の修復を促して、歯周病菌に対する抵抗力の向上も期待できます。

その他、むし歯・歯周病予防トリートメント などもオプションで追加できるので、自分に合わせたカスタマイズができます。

さらに、ドライマウスによってすでに歯周病になっているかどうか心配な人には、簡単にできる「唾液検査」 も取り入れています。

患者様の少量の唾液をお預かりして、中に含まれる歯周病原因菌の有無をDNA検査で測定します。その検査結果から、患者様一人ひとりに合わせた対策をレポートにしてお渡しします。自分にぴったりな歯周病予防・対策を知りたい人におすすめです。

【歯周病菌DNA検査】
◆所要時間:15分(カウンセリングをいれて30分)
◆料金:(自費)5,390   円(税込)

  1. 唾液採取(検査結果レポートのお渡しに約1ヵ月かかります)
  2. 再度ご来院。結果説明と結果レポートのお渡し

https://www.whiteessence.com/service/prevention/perio/

まとめ:定期的な検診でドライマウスからお口の健康を守ろう

歯科医と患者様の写真

ドライマウスは単に、「口の中が乾く病気」 ではありません。「唾液」 の役割はとても大きく、唾液が減ることでさまざまなトラブルを引き起こします。また、口の中の状態が悪化する以外にも、全身疾患が原因のケースもあるため、軽視せずまずは歯科医院への受診 をするべきでしょう。

ドライマウスに限らず、歯科医院での定期的な検診を受けることはとても大切です。特に歯周病の場合は、中程度ぐらいになってはじめて症状が現れるケースもあります。

定期的に通っていることで、歯周病やむし歯の早期発見はもちろん、ドライマウスの症状も早期に疑い、診断してもらえることもあります。「唾液」 が減ることは、トラブルを引き起こす大きな原因の1つです。口の渇きが気になれば早めに相談しておきましょう。

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