歯ブラシだけのセルフケアでは、歯垢はたった6割程度しか落とせていない!?

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歯科衛生士が歯を磨いている様子

虫歯や歯周病にならないように、毎日の歯磨きを丁寧に行っている方も多いはずです。

しかし、どんなに頑張って磨いても歯ブラシだけのセルフケアでは6割程度 の歯垢や汚れを落とすことができません。

「歯磨きをする時間を長くとっても口が臭う。」「歯ブラシは食後にしているのにどうして虫歯になるの?」など本当に自分のセルフケアが正しいのか不安になります。

この記事では、歯垢の取り方を覚えて、適切なセルフケアを身につけられるように正しい磨き方をご紹介します。読み終えたらすぐに実践できる方法なのでぜひ参考にして下さい!

歯磨きはいつ行うのが正しいの?

歯磨きする女性

歯磨きを行ってほしいタイミングは、就寝前 です。どうしても忙しくて歯磨きをする時間が取れない方も、就寝前だけはセルフケア を行いましょう!

なぜなら、就寝中は唾液の分泌が減り、自浄作用が低下するからです。歯磨きをしないで寝てしまった場合、歯垢や食べ残しを餌に虫歯菌歯周病菌 が増えてしまうのです。

もちろん食後 にも歯磨きができるなら行いましょう。しかし、食後にすぐ歯磨きをするのはおすすめできません 。肉類・魚類・卵・雑穀類・糖分を摂取すると口の中が酸性に傾くため、歯の表面(エナメル質)が溶け始め歯ブラシ圧によってすり減ってしまうこともあります。歯が溶けている状態で磨くのは、虫歯になるリスクが高くなるため注意しましょう。

歯磨きをするベストタイミングは、食後30分 経ってからと覚えておきましょう。唾液の自浄作用により、口の中が中性に戻るのを待ってから歯磨きをするのを心掛けてください。

口の中が臭う原因

口臭を気にしている様子

歯磨きをしているのに「臭い」が気になる方も多いはずです。

原因の多くは、実は取り切れていない歯垢 です。

歯垢とは、歯の表面付着した黄色っぽく粘り気のある微生物の集まりです。歯垢の70%は微生物といわれています。その微生物がタンパク質を分解するときに強い臭いがでます。

歯垢をそのままにしておくと、たった2日ほどで石のように硬くなり「歯石」 に変化してしまうため取り除き歯垢を溜めないことが大切なのです。

特に歯垢は、「歯と歯の間」 「歯と歯茎の境目」 に溜まりやすいので覚えておきましょう。

他にも、臭いの原因は「ニンニクなどの食べ物によるもの」 「虫歯」 「歯周病」 「胃の調子が良くない」 などあります。口の臭いが気になる方は、一度歯医者で検診を受けてみるとよいです。

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歯磨きによるケアのポイント

まずは、臭いの原因になる歯垢を取るための正しいセルフケア を身に付けることが大切です。歯磨きによるケアのポイントを見ていきましょう。

1. 歯ブラシの持ち方と力加減

歯を磨く女性の写真

一度、歯ブラシを持ってみて下さい。力を入れて強く握っていませんか?

実は、歯ブラシは鉛筆を持つように、歯ブラシを親指と人差し指で軽く握る のが正しいのです。

こうすることで、歯ブラシ圧(150g~200g程度)が適切になり歯や歯茎に過度な負担がかからなくなります。歯に当てた時に歯ブラシの毛先が広がらない程度に力をいれて磨きましょう。

また、力の入れにくいお子さんや高齢の方は「パームグリップ」 といい、歯ブラシを「手をグ―」 に握って持つ方法がおすすめです。

2. 歯ブラシの当て方

歯を磨く歯科衛生士の写真

歯と歯茎の境目 あたりに歯ブラシの毛先を当てるようにして磨きましょう。歯垢が溜まりやすい部分でもあるため、鏡を使用して意識することをおすすめします。歯と歯茎の間に入れ込むように斜め45度 の角度で磨く(バス法) 手順を詳しく見ていきましょう。

まずは、歯と歯茎の間に当てます。しっかり歯茎の中に毛先が入ると、「チクチク」と痛みを感じますが大丈夫です。大きく動かさず、歯1~2本ずつ小刻みに動かしていくと効率よく歯垢を取ることができます。

初めて「バス法」 を実践する人は、歯茎から出血・痛みを強く感じるかもしれません。しかし、これは正しく磨けている証拠です。今まで歯ブラシが行き届いていなかった部分を磨いているためです。汚れが残り炎症を起こしている歯茎が徐々に改善されていき、歯周病予防にも繋がりますよ。

3. 歯磨き粉の量

歯ブラシとハテナの画像

歯磨き粉は付けるのが当たり前と思われている方も多いはずです。さっぱりするからなんとなく使用していませんか?

実は、使用しなくても正しい磨き方であれば歯垢を落とすことはできます。 むしろ、基本の磨き方が身に付くまでは歯磨き粉は使用しない のがおすすめです。歯磨き粉に配合されている「発泡剤」により泡立ちがよくなるため、磨けているような感覚になってしまうのです。

正しい磨き方を習得するまでは、歯磨き粉がない状態で磨いた後、仕上げに歯磨き粉を歯ブラシの毛先の3分の1程度 付けて磨きましょう。

また、正しい磨き方を習得した後も泡により磨けた感覚になるのを防ぐため、歯ブラシは水で洗わずに 歯磨き粉を付けることをおすすめします。

4. 歯を磨く順番

数字の画像

特に決まりもなくダラダラと磨く、同じ場所ばかり磨く癖がついているかもしれません。歯を磨く時間よりも大切なのは、すべての歯を磨いているか です。「10分以上磨いているのに臭いが残る」という悩みがある方は、特に磨く順番を決めておきましょう。

この順番が絶対ではありませんが、利き手側 は磨きにくく歯垢が残ることが多いので最初に磨く ことをおすすめします。奥歯から順に磨いていき反対側の奥歯まで一気に磨いていくと磨き残しを防止できますよ。奥歯・前歯とブロック分けをすると犬歯辺りに歯垢が残りやすくなるので注意しましょう。

5. 奥歯は口を閉じて磨く

歯磨きする女性

奥歯を磨くときは、大きく口を開けがちですが、頬が邪魔をして磨きにくいです。口を少し閉じ気味 にするだけで、頬を外側に引っ張りやすくなります。特に一番奥の歯の後ろ側は歯垢も溜まりやすいので注意して磨きましょう。

6. 前歯の裏側や凹凸のある部分は縦磨き

歯を磨いている様子

歯は丸くカーブしているため、横磨きだけでは磨き残しが多くなります。前歯の裏側は面積も小さいため、歯ブラシを横にした状態では磨きにくいと感じたことがあるのではないでしょうか。

そんなときは、歯ブラシを縦に当てる と1本1本丁寧に磨けます。ここで注意したいのが、歯茎を傷めないようにすることです。歯ブラシの毛先全体で磨かず、歯ブラシのつま先やかかと を上手く使いましょう。

また、歯並びが悪く凹凸があり横磨きだけでは毛先が当たりにくい部分も縦磨きがおすすめです。

7. 歯の低い歯や一番奥の歯は斜めから

歯のイラスト

歯垢を取り除くことを忘れがちな、生えかけの歯や最後臼歯(一番奥の歯)は斜め45度 の角度で歯ブラシを当てましょう。細かく動かすことで歯垢を取り除くことができます。

8. 歯茎のマッサージ

口元を気にする女性の写真

これは大人向けのマッサージ法です。歯ブラシのわき腹を歯茎に押し当てて嚙み合わせ方向に回転させます。歯茎の血行をよくすることで、歯周病予防 にも繋がります。歯茎を引き締めて、歯と歯茎の間の歯垢がたまるスペース(歯周ポケット)を少しでも改善しましょう。

清掃補助用具によるワンプラスケア

デンタルフロスと歯間ブラシ

次に、清掃補助用具を活用する方法をご紹介します。

歯ブラシだけでは6割程度 しか歯垢・汚れを落とせません。しっかりと歯垢を取るためにもプラスケア しましょう。ひと手間掛かりますが、時間のある寝る前の歯磨きだけでも清掃補助用具を使用することで、9割 もの歯垢・汚れを落とすことができるのです!

どんな清掃補助用具があるのか特徴と使い方を詳しく見ていきましょう。

1. デンタルフロス

デンタルフロスと歯

デンタルフロス は、歯と歯の接している面や歯茎の中の歯垢を取り除くことに適しています。種類は、ロールタイプとホルダータイプがあります。

「ロールタイプ」 は、糸巻状になっており、必要な長さを切って使うことができるので経済的です。清掃部分は奥歯から前歯まで全部に適していますが、慣れるまでは練習することをおすすめします。

「ホルダータイプ」 は、柄付きで初めての方でも使用しやすいのが特徴です。Y字型は、上の前歯・奥歯に適しています。F字型は、下の前歯におすすめです。
口腔内のケアをする様子

まずは、「ロールタイプ」 の持ち方・使い方を見ていきましょう。

デンタルフロスの長さを40㎝ くらいに切って、中指に2~3回ずつ巻き付けた後ピンと糸を張ります。だいたい15㎝ くらいになるように張れたら、両手の親指と人差し指で1~2㎝程度 清掃に使う糸を残して持ちましょう。

清掃する部分に合わせて歯と歯の間にゆっくりデンタルフロスを通していきます。このとき、「のこぎりをひく」 ように小刻みに動かして挿入するとよいです。あまり勢いよくデンタルフロスを歯と歯の間に入れ込むと、歯茎が切れることがあるので注意してください。

歯と歯の間を通過したら、歯茎の中に少しデンタルフロスを入れて、歯にデンタルフロスを巻き付けるように歯の側面に当てましょう。デンタルフロスを2~3回上下に擦りあてることで歯垢が取り除けます。
歯間ブラシの画像

次に、「ホルダータイプ」 の使い方をみていきましょう。

鏡で確認しながら、歯と歯の間に糸の部分を当てて「のこぎりをひく」ように小刻みに入れていきます。ロールタイプ同様、勢いよく入れると歯茎を傷つけてしまうので注意しましょう。F字型・Y字型どちらも同じ挿入方法です。

歯と歯の間を通過したら、歯の側面に沿うように上下に動かしながら歯垢を取り除きましょう。

2. 歯間ブラシ

歯間ブラシと歯

歯間ブラシ は、赤丸になっている部分に挿入することで歯ブラシでは取り除ききれない歯垢を取ることが可能です。

大きく分けてストレートI字型とL字型があります。サイズもメーカーによって異なりますが、4S・3S・SS・S・M・L・LLと6段階程度あることが多いです。歯と歯の隙間が狭いか広いか で使用するブラシを変えましょう。1本持っているから全ての歯に対応できる訳ではありませんので注意しましょう。歯と歯の間にスッと抵抗なく入れることができ、動かしてもきつくない大きさを選びましょう。サイズが分からない方は、かかりつけの歯医者に相談するのもおすすめです。

また、ブラシ部分は「ゴム」「ナイロン」 があります。ナイロンタイプは、歯垢除去力が高くサイズ展開も豊富です。ゴムタイプは、初めての方も使いやすいです。
歯間ブラシ

歯間ブラシ の持ち方と使い方を見ていきましょう。

歯間ブラシは歯ブラシ同様に鉛筆を持つように持つと動かしやすいです。

まず、歯茎を傷つけないように嚙み合わせ面に向かって斜め上 に入れていきます。しっかり歯と歯の間に入ったら歯間ブラシを水平 にして、歯の側面に沿わせます。2~3回往復させて歯垢を取り除きましょう。

奥歯は、内側・外側どちらからも清掃すると効果がアップします。

歯医者で歯垢除去できるクリーニング

ホワイトニング_歯の着色の比較 歯垢を溜めないために日々のセルフケアはもちろん、歯医者でのクリーニング を行うことをおすすめします。

歯医者で行えるクリーニングをみていきましょう。

1. スケーリング

歯を治療している様子

歯石や汚れを専用の機械で除去します。定期健診や歯周病の治療目的であれば、保険適用でクリーニングが受けられます。歯石を取り除くことで、歯垢が付着しやすい環境をなくすことができるので、3~4ヵ月 くらいを目安に定期健診に通いましょう。

2. PMTC

歯を治療している様子

PMTC とは、歯面研磨のことです。専門用語で「プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング」と呼ばれています。着色落としがメインですが、歯垢を落とすこともでき歯がツルっとします。

最後にフッ素 を塗布することもできるため、歯を丈夫にして虫歯予防にもおすすめです。歯医者では、自費治療で行うことが多いため料金は異なります。

おわりに

歯垢を溜めないように、毎日正しいセルフケア を行うことが望ましいです。

また、歯医者で定期的なクリーニングを行うことで歯垢だけでなく歯石や着色を落とすことも可能です。歯垢がうまく取れない方は、予約の際に事前に歯磨き指導を行ってほしいことを伝えて置くとよいでしょう。あなたにぴったりの清掃用具や方法がきっと見つかります。

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