知らないと損!歯のクリーニングは保険適用せずに自費で払うべき理由

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歯のクリーニングって保険自費があるって聞くけど、「結局保険はきくの?」「保険と自費はどう違うの?いくらなの?」そんな疑問をお持ちではないですか?実は歯のクリーニングは自費で受けるべき施術です。というのも、保険で受けるか自費で受けるかにより大きく内容は異なります。一度で終わらせたいという方には、自費のクリーニングをお勧めします!

この記事では、歯のクリーニングに関する費用のことを、保険と自費の違いや様々な注意点を交えてご紹介します。読み終えたときには、保険と自費の違いをふまえたクリーニングの費用がわかり、あなたがどのクリーニングを選べばいいかわかるようになります。

1. 歯のクリーニングは自費で受けるべき!

歯のクリーニングは、自費でないと一度で全ての汚れを取ることはできません。 それだけでなく、原則歯のクリーニングは保険がきかないのです。

なぜ”原則”なのか。それは、保険(健康保険)は病気を治すことを目的として国民の負担を減らすためにある制度だからです。健康診断や人間ドックのような予防医療や歯のホワイトニング、美容整形などの美容医療には保険が使えません。

歯のクリーニングはその名の通り、汚れを落とすことが目的で、病気の治療ではないため健康保険は使えません。 ですが、「歯周病」の病名がつけば、保険請求してもよいということになっていますので歯周病の人であれば、保険でクリーニングを受けることができます。注意したいのが、保険のクリーニングは一度ですべての汚れを落とすことはできないということです。

2. 保険のクリーニングと自費のクリーニングとの違い

では、保険のクリーニング自費のクリーニングでは、具体的に何がどう違うのでしょうか?下記の表をご覧ください。

  自由診療のクリーニング 保険診療のクリーニング
施術時間 約1時間かけて丁寧に行う 15分程度が多い
回数 1回の来院で全ての歯をクリーニングできる 複数回来院が必要。保険の制約の関係で一度で全部の歯をクリーニングできない(歯周病治療の経過観察をするため、一気にできない)
歯石取り △施術時間が短い
研磨 △施術時間が短い
ヤニ・茶渋 ◯塩のジェットパウダーで除去 ✕原則ついていない
快適性 ◯時間をかけて丁寧に行うので不快感が少ない △短時間で施術しなければならないため、痛みが発生しやすい
効果 ◯時間をかけて丁寧に行うので汚れがキレイに取れる 汚れの取り残しが起きやすい
価格/回 5,000円~20,000円 3,000円前後。保険のルールを守って行うと、複数回通う必要があるので、結果的に出費は1万円前後になる。それ以上になることも。

このように、自費のクリーニングは、保険のクリーニングに比べ丁寧で、全ての歯の汚れを一度で取ることができます。保険のクリーニングの方が一見安く見えますが、複数回通うことを考えると、自費の方がお得です。

さらに、保険のクリーニングを実際に受けた方のアンケート結果があります。以下のグラフをご覧ください。

保険 は一回あたりの費用が安い分、「金額が高い」という不満は少ないものの、「痛みがある」「施術が雑に感じる」「汚れが完全に取りきれていない」「リラックスできない・緊張する」「何度も通わされる」などの不満が並びます。

保険の施術をしている歯医者には、治療目的で行っているので、「痛くても仕方がない」、「汚れを取り切ることが主な目的ではない」、「保険の制約上何度も通うのは仕方がない」という意識があります。なので、どんなにいい歯医者だとしても、保険でクリーニングを受ける場合は、このように感じる可能性は高いと思っていてください。

3. それでも保険で受けたい人に知っておいてほしいこと

保険のクリーニングと自費のクリーニングの違いについてはわかっていただけましたか?その違いをふまえて、それでも保険でクリーニングを受けようと思っているあなた、以下に紹介することをご理解していただきたいです。

3-1. 保険のクリーニングを受けるには複数の制約がある

まず、保険のクリーニングを歯周病治療として受けようとした場合、「レントゲン写真」「歯周基本検査」「口腔内写真検査」などの検査を受ける必要があります。その上で、「歯周病」と判定されて始めて受けることができます。

しかし、ちゃんと検査をするとなると施術時間が不十分で、汚れを一度で取ることが出来ません。そのため、いくつかの検査をやったことにして、歯周病名をつけて、歯のクリーニングの保険請求をする歯医者も存在します。

さらに、「初診料」「レントゲン写真」「歯周基本検査」「歯科疾患管理料」「口腔内写真検査」などの保険点数は初めてその医院に訪問するか、最後に訪問してから2ケ月以上の間隔をおいての再来院でないと、保険請求できません。ですから歯医者では次回のクリーニングのアポイントを2ケ月以上空けて取るようにします。2ケ月以内に患者がクリーニングを受けに来ると儲からないのです。

また「スケーリング」と呼ばれる保険で行う歯石取りもありますが、こちらは保険のルールにより一度ですべての歯の歯石を取ることは許されておらず、上の歯のみか、下の歯のみが一度の来院で可能で、少なくとも2回の来院に分けて歯石を取る必要があります。

3-2. “保険は安くてお得”というのは間違い!

保険は安いと思われがちですが、実は来院の本来の目的以外のものも知らず知らずのうちに請求され、歯医者の儲けにつながっています。 以下の表をご覧ください。実際に歯医者で保険のクリーニングを受けようとした場合、以下のような内容で請求されます。(保険点数:平成28年4月1日現在)

項目 保険点数(1点10円) 解説
初診料 234点 初回の来院または2ヶ月以上空いての来院で請求可能
レントゲン写真 402点  
歯周基本検査 200点(20歳以上) 歯周ポケットの深さを測定し、歯周病かどうかの確認をする
歯科疾患管理料 110点  
口腔内写真検査 50点 写真1枚につき10点、上限5枚
スケーリング(歯石除去) 142点(初回時) 上顎、下顎のいずれかしか一度にできない
歯のクリーニング 68点 歯の表面を研磨
1206点  
患者様負担額 4,020円 1180点×10円×3割

なんと、歯のクリーニング自体の保険点数は68点(680円)しかありません。これだけで保険請求すると歯科医院側は赤字になるため、様々な保険点数をつけて請求します。歯科医院側は1,206点=12,060円の収入になります。

驚きですよね。本来680円(実際は3割負担なので226円)のものを4,000円以上の値段で請求され、医院には12,000円以上の収入がいってしまうのです。

歯のクリーニングで保険請求する歯医者は合法 or 違法?

健康な人に保険のクリーニングを請求することは違法です。これから取り締まりも強化されていくと聞くので、歯周病ではないのに保険でクリーニングを受けている方は、気をつけてみてみましょう。

保険で受けたことができた場合、歯周病ではないのに「歯周病」とウソの病名をつけているか、歯周病が治った後、再発(進行)しないよう「メンテナンス」と称し、保険請求しているかのどちらかです。どちらも不正請求で違法行為です。お役所に見つかると、お縄になります。

もし、虫歯じゃない歯を「虫歯」と偽り保険請求をしようとしても、虫歯治療の跡はレントゲン写真に残るため、不正請求は極めて困難です。ところが、歯周病の場合はよほどの重度でなければ判別がつきにくいため、不正請求がしやすいのです。

また「メンテナンス」と称して請求することは問題がないんじゃないか?というような風潮が歯科開業医の間であり、2014年くらいまでは保険請求している歯医者も少なくありませんでした。しかし違法行為であることには違いありません。

政府は2015年「メンテナンスは保険給付しません」という通達文章を全国の歯医者に流しました。次にある通達文章は、経産省からの解説文と安倍総理大臣と厚生労働省大臣の連名によるものです。実際に最近はこの不正請求の取り締まりにあう歯医者も増えてきました。

4. おわりに

いかがでしたでしょうか。保険治療にまつわる色々な事情、そして自費のクリーニングのよさについてわかっていただけましたか?確実に歯をきれいにしたいならば、自費でクリーニングを受けましょう。その方が、結果的にお財布も口内も幸せですよ。

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