歯を白くしようと思ってホームホワイトニングを始めてみたけれど、どうも効果が実感できない…。ジェルを変えてみたいけど、安く手に入れる方法はないの?種類ごとにどんな違いがあるの?ホームホワイトニングをやっている方、こんなお悩みはありませんか。
ホームホワイトニング用のジェルには様々な種類があり、同じ種類でも濃度がいくつかある場合もあります。実は濃度が同じであれば、異なる種類でも効果にあまり差はありません。
この記事では、ホームホワイトニング用のジェルの選び方 を紹介し、それぞれの種類 について詳しく解説します!
読み終えた頃には、あなたにぴったりのホームホワイトニングジェルが見つかります!
Contents
1. 確実・安全に手に入れるなら歯医者で
まず、ホームホワイトニングジェルは歯医者で購入することをおすすめします。
ジェルの入手方法は大きく分けて、歯医者で買う場合 とネットなどで個人輸入で買う場合 とがあります。個人輸入の場合は割安なこともあるかもしれませんが、ジェルの代金と別に送料がかかりますし、なにより品質や安全性が保証されていません。ジェルの効果や安全性を保証していて、品質をしっかり管理してくれる歯医者での購入をおすすめします。
ただし、認可品を歯医者で独自に調合した「独自調合品」には注意が必要です。施術の度に新しい薬剤を調合できるオフィスホワイトニングとは違い、ホームホワイトニングは一定量を保管して使用します。そのため独自調合品ですと品質の安定性が保証されず、大変危険です。
2. ホームホワイトニングジェルの選び方
ホームホワイトニングは、歯医者でマウスピースを作成し、自分でマウスピースを装着して行う、自宅でできるホワイトニングです。歯の状態、歯質、そして希望の白さは人により様々で、それにより最適なジェルの種類や濃度が決まります。知覚過敏になりにくい方、早く歯を白くしたい方は高い濃度のジェル を、知覚過敏になりやすい方やゆっくりと歯を白くしたい方は低い濃度のジェル をおすすめします。
2-1. 早く白くしたいなら濃度の高いジェル
ジェルは濃度が高いほど、短時間で歯を白くすることが可能です。なるべく早く歯を白くしたい方には、高めの濃度のジェルがおすすめです。20%~30%台の濃度のもの を歯医者で買うことができます。
2-2. 知覚過敏が心配なら濃度の低いジェル
ジェルの濃度は、高いほど早く歯を白くすることができる反面、知覚過敏になってしまうリスクも上がります。知覚過敏が心配、という方には濃度の低いジェルがおすすめです。10%の濃度のもの は国で正式に認可されているものもあります。
3. ホームホワイトニングジェルの種類
様々あるホームホワイトニングジェルの種類。ここでは国内で認可されている国内認可品の4種類を詳しく紹介していきます。それぞれの濃度、使用時間、料金の目安 は以下の表の通りです。
国内認可品は10%のみです。それ以上の濃度は未認可品ですが、歯科医師の監督のもと使用できます。実は濃度が同じであれば、それぞれ特色がありますが効果は同程度です。なので、値段で選ぶこともおすすめです。では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
3-1. オパールエッセンス
一つ目は「オパールエッセンス」 です。こちらはホームホワイトニングのジェルの中で最も人気の商品です。オパールエッセンスはアメリカを中心に販売されております。
<使用時間>
2~4時間
<参考価格>
約5,000円(約2週間分)(輸入品なので価格変動あり)
<濃度>
10%、15%、20%、35% ※国内認可は10%のみ
<特徴>
オパールエッセンスは硝酸カリウムとフッ素が配合(国内未認可品のみ)されています。硝酸カリウムは知覚過敏を防ぎ、フッ素は歯を強くしてくれます。 一回使い切りのものや内容量が少ないものも販売しており、必要な分だけ購入することができることもありがたいですね。
3-2. ナイトホワイトエクセル
二つ目は「ナイトホワイトエクセル」 です。こちらもアメリカを中心に広く販売されています。ナイトという名の通り、夜寝ている間に使用することを想定されていますが、これはアメリカ人が強いために可能となっています。日本人の歯はアメリカ人より弱いといわれているため、就寝中のホワイトニングはおすすめできません。
<使用時間>
2~3時間
<参考価格>
約7,000円(約10日分)
<濃度>
10%、16%、22% ※国内認可は10%のみ
<特徴>
ナイトホワイトエクセルにはリン酸カリウムが含まれており、知覚過敏を予防してくれます。
3-3. 松風ハイライトシェードアップ
三つ目は「松風(しょうふう)ハイライトシェードアップ」 です。1922年創業の日本の老舗歯科材料メーカー松風の製品です。日本のメーカーで安心できる反面、コストが少し高めなので、購入している歯医者はあまり多くないそうです。
<使用時間>
2時間
<参考価格>
6,000円(約2週間分)
<濃度>
10%
<特徴>
国産で低濃度なので、安心して使用することができます。知覚過敏のリスクも低いです。
3-4. ティオンホーム
四つ目は「ティオンテイクホーム」 です。こちらも国内製で、国内大手の歯科材料メーカーのGC社から販売されています。値段や製品の特徴から、多くの歯医者に支持されています。
<使用時間>
2時間
<参考価格>
約5,000円(2週間分)
<濃度>
10%
<特徴>
他のホームホワイトニングジェルは透明なのに比べ、ティオンホームは乳白色をしていて、どこまでついているのが見やすいです。また、ジェルがやや緩めでよく伸びるため、少量でも歯の多くの面をカバーできます。
4. おわりに
ホームホワイトニング用のジェルは、安心して続けるためにも知覚過敏にならないものを選びましょう。国内認可品であれば知覚過敏のリスクも低く、継続していくことで白さを得る事ができます。個人輸入も可能ですが、あまりおすすめしません。いいホームホワイトニングをするならば、歯医者で安全に、希望にあった薬剤を手に入れましょう。